冴えないクロスバイクの育てかた

クロスバイクブログ

僕の愛車 FELT Verzaspeed 40を紹介レビュー

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僕のクロスバイクはノーマルのパーツがもう付いていません。

俗に言うフルチューン。言ってみたかっただけ…

そんな魔改造を遂げた僕のFELT Verzaspeed 40を紹介していきましょう。

 

全体像

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やっぱり見た目はノーマルとそんなに変わらん感じです。

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ノーマルのVerzaspeed 40

https://www.riteway-jp.com/bicycle/felt/bikes/verza_speed40_8071/

まぁ見た目が大きく変わる時ってハンドルをドロップハンドルなりブルホーンにする時とかです。

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ドロップハンドルの時のVerzaspeed

やっぱりいかつい。

カーボンフォーク

僕のクロスバイク改造の大きなセールスポイントの一つ、カーボンフォークです。

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カーボンフォーク

純正のフォークはフォーク部分がアルミ、コラム部分がクロモリでした。そのためコラムカットをしてもやっぱり重い…

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脅威の892g

対して僕のクロスバイクに入れているカーボンフォークはBMCのRoadmachine Xに搭載されているフォークです。

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BMC Roadmachine X 2021

https://e-ftb.co.jp/bmc/lineup/1589/

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446g。ディスクロードとまともに戦える軽さ。

グラベル用なのにこの軽さのフォークです。

 

更にこだわりポイントが1 1/8-1 1/2テーパードフォーク&スルーアクスル化です。

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テーパードフォーク化にはストレートコラムに異径ヘッドの装着、スルーアクスル化はスルーアクスル対応のホイールへの交換が必要です。割と大変。

ただその苦労があったからこそ、気に入っている改造のひとつです。

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ヘッドはTOKEN TK036Aを入れています。

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あ、のちのちカーボンフォークは黒に戻すかなぁ。

ホイール&タイヤ

ホイールはFulcrum Racing 5 DBです。

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前後で1715g。これは現行モデルの一つ前のモデルなので少し重いです。まぁリムブレーキ用ホイールとは違って、ディスクブレーキ用ホイールは100gくらい重くなるので仕方ないですね。

ちなみに現行Racing 5は1610g。Racing 3 DBが1660gで上級グレードのホイールよりも軽い、下剋上ホイールになってます。

割と安価なホイールですが、Fulcurumらしい剛性でグングン進んでくれます。

まぁZONDAとかには敵いません…あのホイール凄い。

あとこのホイールのポイントが、アダプターでクイックリリースにもスルーアクスルにも対応できるところです。

これができなかったらカーボンフォーク交換でスルーアクスル化はおろか、そもそもクロスバイクにRacing 5を装着することができませんでした。

ありがてぇアダプターシステム…

ちなみにフロントのスルーアクスルはふつーのものですが、リヤはDT swissのスキュワーを入れています。

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これいれてトルク強めに締めるだけでリヤの剛性変わります。

値段は高めですが、優れモンです

タイヤ

タイヤはCONTINENTAL GP5000 28cです。

最高のタイヤ。

下の記事で紹介しているのでぜひ見て行ってください。

saenaicrossbike.hatenablog.com

駆動系

駆動系はほぼ6800系ULTEGRAです。

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フロントディレイラー、リヤディレーラーはFD-6800、RD-6800です。かっこえぇ。

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クランクもFC-6800。かっこえぇ。最近まで53-39Tのノーマルクランクの6700系アルテグラを使っていましたが、脚筋力の衰えにより52-36Tのセミコンパクトクランクに変えました。

もうおじいちゃん。

5アームクランクのカブトガニも好きだったんですが、やっぱ4アームは現代感ありますね。

ちなみにクランク長は172.5mm。特にこだわりはないけど走りやすいっす。

あとボトムブラケットはSM-BBR60です。105グレードっていう人もいるし、アルテグレードっていう人もいるアレ。

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シフターはSL-RS700。これシマノのHPではでかでかと「105」とグレードを強調している割に、デュラSTIレバーを買わないと付いてこないポリマーコーティングのインナーワイヤーが付属したり、レバーがまさかのカーボン製だったりします。

このシマノで唯一のフラットバー用11sシフター、デュラエースシフターだって僕は信じてます。

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スプロケットはCS-5800。ケチりました。11-28Tしか勝たん。

チェーンはKMCのX11 SL。これマジで錆びない。塩カル地獄の2月の霧ヶ峰も錆びずに帰ってきました。あそこの塩カルはドライルブつけたシマノチェーンで行くと即死です。どう頑張っても錆びる。KMCはなんかメッキかかってるおかげかなぁ。

KMC X11 SLおすすめ。高いけど。

でも所詮チェーンなんて消耗品なので、105グレードでガンガン使っていくのも十分だと思います。

アマゾンのこの105チェーンはコスパ最強。

制動系

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ブレーキは安心と信頼のシマノ

フラットマウントからポストマウントへ変えるアダプターをいれてます。このゴツい見た目は意外と好み。

ポストマウントはフラットバーだとMTB関連で使いやすかったり効きがいい油圧ブレーキが多いので、フラットマウントから脱却しちゃうのもおすすめ。

今はBBBからもアダプター出てきているんですね。

ブレーキキャリパーは世にも珍しい初代SAINTです。そもそもシマノのラインナップでSAINTグレードの存在を認知している人が少ない気がする…

ブレーキホースはフロントがBH-63、リヤがBH-59です。廃盤のBH-63の黒いバンジョーとBH-59やBH-90につく銀のバンジョーは互換性が一応ありました。僕も1年近く油圧ディスクブレーキ使っていますが今のところノントラブルです。まぁシマノの互換表にはBH-63自体そもそも載ってないので、そこは自己責任。

ブレーキレバーはBL-M445。控えめな見た目に惹かれてつけてます。

ブレーキパッドは前後レジンで、フロントはBBB製、リヤはASHIMA製です。BBBのパッドの方が初期制動からしっかり効くのでおすすめ。

軽量化のための小物たち

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PROCRAFT製カーボンハンドル。バーカットして520mm。133g。

ちなみに切った道具は100均のちっこいダイヤモンドやすり。これ5分でカットできる優れもの。

 

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TNI Helium17 110mm。105g。アルミの癖にアホみたいに軽い。そんじょそこらのカーボンステムより軽い。剛性は柔らかくもないけど硬くもないって感じ。

 

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PROCRAFT製カーボンシートポスト。脅威の177g。まぁ軽さより見た目が性癖だったから買った。はい。

 

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PROFILEDESINE製カーボンボトルケージ。超かっこいい。もう「プロファイルデザインのカーボンよ」ってだけで強そうだもん。ちなみにカーボンがうまいことしなってツールケースとか出し入れしやすいので、かなり使いやすい。

 

グリップ類

グリップはERGONのGS1です。

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このグリップが一番快適です。

高いけどその分の良さがあります。手のひらをしっかり支えてくれるんですよ。長距離乗った時の手の疲れ方が全然このグリップで変わります。

あとグリップとブレーキレバーの間にあるのはトグス、もといグットフィンガーです。

ここに親指を引っかけて乗ることに慣れてしまうと、トグスがついてない自転車に乗った時の損失感が凄いです。一度味わったらもう戻れない。

サドル

サドルはPrologo Kappa evo pasです。

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これこの見た目で割と柔らかいです。

あと座面もしなるのでかなり快適。

いつもレーパン履かずに乗ってますがそんなに痛くならないです。あと漕ぎやすいってのもあるけど、そこは個人差あるだろうなぁ。

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重量は316g。重いっちゃ重いけど、純正のセラロイヤルのサドルよりは軽い。

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このサドルは蒸しパン並みに柔らかい。セラロイヤルのLOOKINシリーズはどのサドル使っても尻が痛い…って人におすすめ。重いけどねぇ…仕方ない。

ペダル

ペダルはMKS CT-LITE。

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これ凄い踏みやすい。更に玉当たり調整すると一時期流行ったハンドスピナー並みに空転する。さすがMade in Japan、Made in 三ヶ島。

三ヶ島の「ほぉ~」と唸ってしまうのが、三ヶ島側であえて玉当たりをきつめにわざとしているそうです。その訳は一般ユーザーの手にわたってからしばらく乗った時に回転がスムーズになるよう、きつめの調整にしているんだそうです。

フラットペダル使っている人は三ヶ島のペダル超おすすめです。

コスパすごい。

 

以上でVerzaspeed 40語りは終わりです。

もともとVerzaspeedは速く走るよりも乗り心地などを優先したフレームでした。決してここまで速さへベクトルを向けていじるフレームじゃなかったんだろうなと思ってはいます。笑

ただここまでいじったおかげで純正では味わえない加速感と剛性感を手に入れることができました。

もともとこのブログを始めたきっかけのひとつがVerzaspeedを改造している人のブログが無かったことです。

このブログがVerzaspeed乗り、クロスバイク乗りに役に立てばいいなと思います。

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2021モデル油圧クロスバイクを独断と偏見で。Cannondele Quickシリーズ編

2021油圧ディスクブレーキクロスバイクを独断偏見第4弾です。

今回は新テクノロジーを惜しまないでバンバン投入していく印象のCannondeleです。

Cannondereもクロスバイクリムブレーキモデルを廃止していますね…僕のクロスバイクの常識も更新していかないといけなさそうです。

Cannondereのクロスバイクは、色んなテクノロジーをぶち込んで作りこんだQuickシリーズ、ワルなレフティーBad boyシリーズがあります。

今回はQuickシリーズのみを紹介していきます。

目次

Cannondere Quick 4

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https://www.cannondale.com/ja-jp/bikes/active/fitness/quick/quick-4-c31470m?sku=c31470m10sm

定価72000円

今回も油圧ディスクブレーキ搭載クロスバイクの紹介なのでQuick5はスルーです。

このQuickシリーズは共通してすげぇものが標準装備です。

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GARMIN製のセンサーが標準装備です!

かつてこんな電子デバイスを標準装備したクロスバイクが存在したでしょうか…

スマホに無料アプリをいれることで速度や距離、消費カロリーなども表示できるようです。

ただ、スマホに表示してもポケットに入れてるから意味ない…

ご安心ください。

ステムにスマホを固定できる台座がもうついています!

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ただスマホケースは別売りです…

このシステムは結構有名なSP connectのようです。

日本に正規代理店があるくらいしっかりしたメーカーです。

SP connectのスマホケースは税込み4620円、スマホの背面に両面テープで固定するアダプターは税込み2920円のようです。

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https://www.daytona.co.jp/special/sp-connect/phone-cases/

少し値は張りますが一度買ってしまえば満足間違いなしですね~

このスマホが自転車に取り付けられるアダプターは自転車側にもつければ、Cannondele Quickシリーズに乗ってなくても使えますね~

僕はTopeakのアダプターシステムを使ってますが、正直使いずらい…

このアダプターに交換しようかなぁ…

僕は3年前のVブレーキモデルのQuickシリーズに乗ったことがありますが、そのころから35cのタイヤを採用していたこともあって、出だしはもっさりしていた印象がありますね…完成車につくタイヤが重いのは仕方ない…

でも巡航は無理なくこなせるクロスバイクでした。

ただ僕が乗った3年前のモデルはリヤ8速、フロント3速の伝統の構成でした。この構成はどうしても重い…

ただしこの2021モデル。この価格帯で攻めたコンポ構成です。

フロント×リヤが1×9でコンポメーカーがmicroshift。

昔のmicroshifftは僕いいイメージないんですよね…microshift製のシフターを使っていた時、内部パーツの変速時のストッパーを担っていた板が強度不足で折れて享年5か月…

まぁ近年の技術の進歩は侮れないので、多分大丈夫だとは思います。

このフロントシングル化はかなり軽量化ができているハズです。

あと油圧ディスクブレーキはTektro製ですね。

シマノパーツをここまで使わないのは珍しい…

Quickシリーズのすご推しポイントはQuickシリーズすべてにテーパードフォークを採用しているところです!

今まで最廉価グレードからテーパードフォークを採用しているクロスバイクは見たことありませんでした。

ロードバイクMTBで培った技術をためらいなくガンガン入れていく…Cannondereならではです…

テーパードフォークはフロント周りの剛性アップによく効くアイテムです。

このクロスバイクは「Quick」の名前に恥じないポテンシャルがあると思います。

 

Cannondere Quick 3

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https://www.cannondale.com/ja-jp/bikes/active/fitness/quick/quick-3?sku=c31300m10sm

定価85800円

こいつ…「俺の考えたさいきょぉーのくろすばいくぅ」を純正でやっちゃってます。

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「カーボンテーパードフォーク+フロントスルーアクスル」

 

saenaicrossbike.hatenablog.com

えっ…遂にクロスバイクにも完成車でスルーアクスル採用しちゃったんですか…

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すげぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!

これやるとホントにフロントの剛性上がります。しっかり体感できる構成です。

更にカーボンフォーク。軽さと剛性を両立した構成ですよ。すげぇ。

僕が2万くらいかけてやった改造をこいつ純正でやってきているんですよ…

しかもブレーキホースもしっかりフォークに内装しています…

かっけぇぇぇ……

もし予算8万だけどちょい頑張ろうと思えば頑張れる…って人はこれ買いましょう!こいつぁすげぇクロスバイクっす。

リヤはALIVIO9速、フロントACERA2速。Shimano製でしかも豪華構成。まぁクランクがProwheel製なのはご愛敬ですねぇ。

油圧ディスクブレーキはTektoro製…ここはシマノにして欲しい感はあったかなぁ…

まぁここでも面白いのはディスクローターがフロント160mm、リヤ140mmなんですよね。普通のクロスバイクなら前後160mmなので、ここにもこだわりがあるんでしょうね。160-140の構成はロードバイクでたまーに見ます。

あとQuick3にもしっかりGARMINセンサーとステムにスマホマウントがついています。

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これは嬉しい。

クロスバイクの改造ベースにも、まるっきりノーマルでもガンガン楽しめる一台です。買える人はこれを選ぶべきです。

 

以上でCannondere Quickシリーズ編は終わりです。

Cannondereならではで、一度買ったらなかなか変えられないフォークやフレームに物凄いこだわりを感じます。

正直ディレーラーなりブレーキなりは簡単にアップグレードできるので、土台がしっかりしているのがとても大事です。

フレームなんか変えられないですからね…

Cannondereはほんとエエもん作りますよ…

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CONTINENTAL GP5000 抜け目なしの超つよタイヤインプレッション

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GP5000。コンチネンタルのフラッグシップタイヤ。

今回は遂に手に入れてしまったGP5000のインプレッションです

はじめに

出た当初は「遂にGP4000S2の後継が出てきたか…」と興味津々でネットの情報を漁りまくりつつも、値段を見て諦めていたタイヤでした。

当時僕が使っていたのはCONTINENTALのUltraSport2でした。

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このタイヤは当時二本セットで4800円で買える破格タイヤなのに、ケブラービードで更にスリックタイヤ。28cでも実測320g前後というコスパ最強のタイヤでした。

 

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今ではUltraSport3に代わりましたが、それでも色あせないコスパタイヤです。

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新製品 ウルトラスポーツ3 発表されました! | ミズタニ自転車株式会社

 

ウルトラスポーツ2の時点で割といいタイヤだったので「これのフラッグシップはどうなるんや…」と夢のタイヤでもありました。

それから早二年。

GP5000を手に入れてしまったわけです。

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タイヤだけでかっけぇ…

公式ではこのように謳われています。

GP4000S2比較で…

転がり抵抗:12%向上

耐パンク性能:20%向上

5gの軽量化(同サイズ比)

名作GP4000S2を超えていくタイヤですよ。この文字の羅列だけでも強い。

ではこのタイヤで実感できた凄さを語っていきましょう。

 

1.軽さ

このGP5000は28cでも公表240g。ひぇぇぇぇぇぇ軽っいい。

実測だとこんな感じです。

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公表値より軽いんですけど。28cでこの軽さって異常ですよ…

もともと使っていた中古のVittoria CORSAの28cでも251gです。

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摩耗したcorsaよりも15g軽いってどんなタイヤ作っちゃってんですかCONTINENTALさん。 

ちなみに有名メーカーの28cタイヤの税込定価と公称重量をまとめるとこんな感じです。

CONTINENTAL GP5000 9020円 240g

Vittoria CORSA g2.0 7730円 270g

Vittoria CORSA SPEED GRAPHENE2.0 13750円 350g

Vittoria RUBINO Pro G2.0 8690円 270g

PIRELLI P ZERO VERO 4s 8000円 250g

 

GP5000…王者の風格を感じます…

 

2.漕ぎ出しが軽いいいいいいいいいいいいい!!!

乗った瞬間わかるんですよ。

タイヤ変える前にも前輪にVittoria CORSA、後輪にSPECIALIZED TURBOつけてたんですよ。外した時の実測値はそれぞれ251g、260gです。28cでこの重量は普通に軽い。

この漕ぎ出しの軽さはもちろんタイヤの軽さから効いてくると思います。

ただタイヤの軽さだけでここまで漕ぎ出しが軽くなるとは思えません。

そこでここですよ。

「GP4000S2比較で転がり抵抗:12%向上」

この謳い文句はホンマもんですね。すげぇ。

 

3.乗り心地までいいィィィィィ

もともとVittoria CORSAつけてた人が感じちゃうんです。

それこそCORSAの乗り心地の良さは僕のロードバイクで体感しているんですよ。しかも23cの細タイヤで。

ただ、「CORSAとGP5000どっちが乗り心地いい?」と聞かれてもスッと答えることはできません。

GP5000は段差を乗り越えた時、ゴム独特なグニグニした感じで乗り越えます。タイヤとしてはむしろグニグニ感は自然です。

CORSAは段差を乗り越えても、まるでサスペンションがついてるかのよう…とは言いすぎですが、スッ…と乗り越えます。これはCORSA独特のコットンケーシングの影響でしょうね。タイヤサイドは保護層はあるものの、ケーシング剝き出しです。

要するに、極上の乗り心地と揶揄されるCORSAにもGP5000引けを取らないんです。

 

4.SUPERグリップ

超グリップ力あります。

実際これは峠の下りですごく感じました。

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狙ったラインを絶対にトレースしますよってタイヤから伝わってきます。

下りのカーブでの安心感が段違いです。

一度僕はオーバースピードで落車したことがあるのですが、このタイヤはどこからオーバースピードになるのかってくらいグリップします。

まぁ落車が怖いのでそこまで攻めませんが…

 

最後に

GP5000の凄さ伝わりましたでしょうか。

まだこれからも使って耐久性や耐パンク性能も見ていこうと思います。

GP5000はクロスバイク乗り、ロードバイク乗りなら一度は試すべきです。

1万円手元にあって何のパーツ買おうか迷っている方。

「このお金ならクランク変えられるなぁ」

「1万円でカーボンシートポストを…」

ちょっと待ってください。

GP5000買ったほうが幸せになります。

騙されたと思って買ってみてください。

後悔はしません。

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2021モデル油圧クロスバイクを独断と偏見で。Bianchi編

2021油圧ディスクブレーキクロスバイクを独断偏見第3弾です。

今回は自転車界隈で圧倒的アイデンティティを獲得しているBianchiです。

Bianchiクロスバイクは、真っ当なクロスバイクBianchiクオリティで作ったC-SPORTシリーズと、Bianchiのこだわりポイントを盛り込んだROMAシリーズがあります。

2021モデルからはROMAシリーズでリムブレーキモデルがなくなりましたね。

時代の流れだ…

まずはC-SPORTから紹介していきます。

目次

 

Bianchi C-SPORT2

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http://www.japan.bianchi.com/category.cgi?mode=category_detail&bik_Code_prm=YQBD3J&big_code=03&mdl_code=

定価69800円

BianchiクロスバイクはこのC-SPORTシリーズが出てきてから、街中でよく見かけるようになりました。

これのVブレーキバージョンに乗ったことありますが、見た目よりも前に進んでいけるフレームです。ジオメトリではチェーンステー長は460㎜で、踏んだ時の反応性は悪そうに見えるのですが、やはり侮れないBianchi

リヤはACERA8速、フロントはTourney3速でシマノ製クランクを装着しています。しっかり平均点はエントリーグレードでも超えていく印象です。

また、ブレーキもしっかりシマノ製油圧ディスクブレーキ。いいですねぇ~

重量は51サイズで11.34kg。エントリーグレードでこの重量は優秀だと感じます。

 

Bianchi ROMA3

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http://www.japan.bianchi.com/category.cgi?mode=category_detail&bik_Code_prm=Q9033-D3&big_code=03&mdl_code=

定価79800円

一見C-SPORTよりもシンプルなフレームに見えるROMAシリーズですが、こいつの恐ろしいところは1 1/8-1.5のテーパードフォークをクロスバイクで採用しているところです。しかもアルミフォーク。フロントの剛性をどれだけ上げたいのでしょうか…

リヤはALTUS8速、フロントはTorney2速です。クランクはきちんとシマノ製。フロント2速に走りのこだわりを感じられます。

チェーンステー長も435mm。攻めの姿勢を感じます。

ブレーキもしっかりシマノ製油圧ディスクブレーキ。安心安全。

僕ならこれ買ったら某オクに出てるARIAのカーボンフォークを入れたいですね~

なんせテーパードフォークをポン付けできるフレームですから…

 

Bianchi ROMA2

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http://www.japan.bianchi.com/category.cgi?mode=category_detail&bik_Code_prm=Q9033-D2&big_code=03&mdl_code=

定価11500円

これもROMA3と同じくアルミ製テーパードフォークを装着しています。強い。

リヤはALTUS9速、フロントはACERA2速です。クランクはきちんとシマノ製。

ただ最初僕はこの仕様でROMA3から3万以上価格上がるのか…って思ってました。

ただやっぱりBianchi。すげぇモンをやっぱりつけてくるんですよ。

ROMA3と外見上大きく変わるのがホイール。Alexrims RXD3というホイールを履いています。

このホイール重量は1550g、更にリム重量が400g、そして定価52000円のホイールを履いてます。

ヤバすぎる。

クロスバイクの完成車にこんなホイールつけてくるんですよ。Bianchi凄すぎ。

そんじょそこらの完組ホイールより軽いホイールが装着されるクロスバイクです。僕のクロスバイクのFulcrum Racing5 dbなんて、旧モデルなので1715gですよ…

11万の完成車価格にもにっこりです。

ブレーキも更ににっこりシマノ製油圧ディスクブレーキです。

これ買える人は純正でもスマイルクロスバイクライフですね~

 

Bianchi ROMA1

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http://www.japan.bianchi.com/category.cgi?mode=category_detail&bik_Code_prm=Q9033-D&big_code=03&mdl_code=

定価135000円

これがBianchiアルミクロスバイクの最高峰…

スピードを意識しまくってるクロスバイクですねぇ。

Alexrims RXD3ホイールに加えてTiagra2×10のドライブトレイン。

アルミクロスフラッグシップにはシマノ製油圧ディスクブレーキと相場は決まってますよねぇ。

更にあえてのテーパードアルミフォークで重量と引き換えに剛性を上げているといったところでしょうか。

ちなみにRXD3はリムハイト30㎜です。チェーンステー長435㎜の直進安定性+リムハイト30㎜による高速域での空力性能の向上で、高速巡航能力最強バイクになりそうです。

高速巡航能力を意識するなら重量よりも意識するところがありますからね。パーツ構成とフレームの意図がよくわかります。

お金に余裕があって、純正でロードバイク並みのスピードを手に入れたい人が買うような感じでしょうね。

 

以上でBianchiの油圧ディスクブレーキ搭載クロスバイクでした。

たまにBianchiの低価格帯はBianchiの味が出てこないとか聞いたりしますが、やはり低価格も抜かりないと思います。しっかり狙った特性を引き出すために、自転車づくりしているのがよくわかります。

自転車老舗の実力がわかるBianchi。いかがでしょうか。

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2021モデル油圧クロスバイクを独断と偏見で。TREK FXシリーズ アルミ編

2021油圧ディスクブレーキクロスバイクを独断偏見第2弾です。

今回はディスクブレーキブームを一気に後押ししたTREKです。

TREKクロスバイクは前回のGIANT編に出てきたクロスバイクに比べて、MTB寄りに作られています。

TREKクロスバイクはアルミフレームとカーボンフレーム!?があります。今回はアルミだけ紹介。

そしてロードバイクだけでなく、クロスバイクまですべてのリムブレーキのラインナップを無くすってチャレンジャー過ぎませんかTREKさん。

目次

 

TREK FX2 DISC

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https://www.trekbikes.com/jp/ja_JP/%E3%83%90%E3%82%A4%E3%82%AF/%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%82%B9%E3%83%90%E3%82%A4%E3%82%AF/%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%8D%E3%82%B9%E3%83%90%E3%82%A4%E3%82%AF/fx/fx-2-disc/p/27991/?colorCode=black

定価66000円

TREKのFX1は機械式ディスクブレーキなのでスルーして、FX2の紹介です。

アルミフレームのFXシリーズ、超推せるすごいところはこれです!

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実はフロントホイールの固定方法が、普通のクイックリリースではなく、スルーアクスルとほぼ同じ固定方法で止められます!

クイックリリースシャフトでこの固定方法を編み出したTREKさん凄すぎです。

さらにDTswissが出しているスキュワーなどを購入すれば、クロスバイクとは思えない剛性が手に入ります!

僕もリヤに入れていますが、「おっ、硬くなった」って割と実感できました。

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これは普通のクロスバイクでも十分実感できる優れものパーツです。

脱線したので話を元に戻します。

FXシリーズはフレームのダウンチューブが太くて、ホイールの固定方法の云々をなしにしても剛性が高そうです。

シートステー長は450mmと長そうなので、踏んだ時の反応性がフレームの剛性と合わさってどうなるのか…

ブレーキはテクトロ製ですね。

リヤディレーラーはACERA8速ですが、フロントはTOURNY3速です。クランクはForged製…初耳メーカー…

フレームもフォークもアルミ製で11.95kg。ただ適正身長175cm~186cmとかなり大きいLサイズでの重量なので、前回のGIANT編での重量と比べるのはちょっと違いますね。

 

TREK FX3 DISC

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https://www.trekbikes.com/jp/ja_JP/%E3%83%90%E3%82%A4%E3%82%AF/%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%82%B9%E3%83%90%E3%82%A4%E3%82%AF/%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%8D%E3%82%B9%E3%83%90%E3%82%A4%E3%82%AF/fx/fx-3-disc/p/28474/?colorCode=reddark

定価82000円

TREKがアルミクロスバイクでやりたいことほぼブチ込みましたって感じのモデルです。

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FX3でもFX2と同じスルーアクスルと似た固定方法で、更にこちらはカーボンフォークです。このフォーク単体で売ってくれないかな…

ブレーキは安心と信頼のシマノ製油圧ディスクブレーキ。

リヤはまさかの新型ALIVIO9速、フロントはACERA2速。クランクもシマノ製。すごくこだわった組み合わせだ…

スプロケットが11-36Tってのは、やはりMTB寄りに作ってる感あります。

この価格帯だとGIANTのESCAPE RX DISCと比較されそうですが、スピード重視のGIANTと走破性重視のTREKで全然作りの方向性が違うので、どちらが優れてるかなどは一概に言えませんね。

あとFX3からはボントレガーのエルゴノミックなグリップがつきます。

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すごい快適そう。

あとロックオンタイプ(ねじ止め)で固定できるのも強み。

ロックオンじゃないと乗ってるうちにグリップが少しずつ動いて、ハンドルがめっちゃ持ちにくくなります。

重量はMサイズで11.74kg。意外と重いですかね。

 

TREK FX4 DISC

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https://www.trekbikes.com/jp/ja_JP/%E3%83%90%E3%82%A4%E3%82%AF/%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%82%B9%E3%83%90%E3%82%A4%E3%82%AF/%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%8D%E3%82%B9%E3%83%90%E3%82%A4%E3%82%AF/fx/fx-4-disc/p/34135/?colorCode=greydark

定価102000円

これがTREKアルミクロスバイクの究極形ですか…

Deore1×11速ドライブトレイン…

完全にMTBの流れ汲み取ってますよこれ…

クランクがProwheelだなぁ…とか、どぉ~でもいいです。なんせフロントは1速で変速しないからブランドとかあまり関係ない。

スプロケットが11-51Tですよ…とんでもねぇ、待ってたんだ。

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これだけで10万の価値ありますよ…

ブレーキもしっかりシマノ製油圧ディスクブレーキ。

そして快適そうなボントレガー製エルゴノミックなグリップもつきます。

重量はMサイズで11.52kg。こんなに重そうなスプロケットでもこの重量。フロントシングルの強みの一つですね。あとチェーントラブルがフロントシングルは激減する。これ非常にありがたい。

これは純正の32cのタイヤを生かして軽快に走るも良し、もっと太いタイヤを履かせてグラベル用途で走るも良しのスーパー万能バイクです。

 

これで以上です。

TREKクロスバイクは個性が光りますね。

ただのクロスバイクじゃねえんよ…

そんなメッセージがガンガン伝わってきます。

元々僕もFX3の購入検討してました。

おすすめポイント高めなTREKいかがでしょうか。

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2021モデル油圧クロスバイクを独断と偏見で。GIANT編

もうすぐ新年度。

新入生の方、新社会人の方が多いのではないのでしょうか。

そこで欲しくなる通勤通学用クロスバイク

そしてクロスバイク界隈に襲う油圧ディスクブレーキブーム…

実際にVブレーキ車、機械式ディスクブレーキ車、油圧ブレーキ車と乗り継いできた僕ですが、やはり断然おすすめなのは油圧ディスクブレーキ車です。

Vブレーキはやはり雨で制動が落ちたり、シューが減った時にちゃんとアジャスターなどで調整してあげないと、どんどん効かなくなります。

簡単なことですが、結構できてないクロスバイクが多い…

機械式ディスクブレーキはアウターブレーキワイヤーが長くなりがちなので、インナーワイヤーの抵抗が大きく、ブレーキレバーの引きがかなり重いです…

さらに寒冷地では何かがアウターワイヤー内で凍って、レバーを引いたら戻ってこなくなることがあります。これホントに怖い……

ってことで、おすすめは油圧ディスクブレーキです。安心の制動、レバーの引きの軽さ、ブレーキパッドが減ってきても、勝手にブレーキキャリパーが調整を入れるおかげでフィーリングが変わらない、そして氷点下でもレバーがしっかり戻ってくる!

今回は僕の独断と偏見で油圧ディスクブレーキ搭載クロスバイクを話していきたいと思います。

まずはGIANT編。

目次

 

GIANT ESCAPE R DISC

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https://www.giant.co.jp/giant21/bike_datail.php?p_id=00000041

定価61000円

クロスバイク界の王(偏見)

ESCAPE R3に乗ったことがありますが、やはり王道クロスバイクなだけあってしっかり進みます。チェーンステー長が普通のクロスバイクよりも短い425mmということなどが要因だと思います。

ちなみにブレーキはテクトロ製。ここはさすがに値段の安さもあってコストカットでしょうか。

また、リヤディレーラーはALTUS8速ですが、フロントはTOURNY3速です。クランクもPROWHEELです。さすがGIANT。コストカット上手い…

ただ、フォークはVブレーキ版はクロモリに対し、油圧ディスクブレーキ版ではアルミです。

それだけあって重量はSサイズで11.5kg。61000円でこの軽さはお見事GIANT。

買って後悔はしないと思います。

 

GIANT ESCAPE RX DISC

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https://www.giant.co.jp/giant21/bike_datail.php?p_id=00000033

定価78000円

「もし油圧ディスクブレーキ車で予算8万円出せる人はこれ一択」って言っていいくらいすごいスペックとコスパを持ち合わせたやべぇ一台です。

フルカーボンフォーク、シマノ製油圧ディスクブレーキ、リヤディレーラーはALTUSの9速バージョン、フロントはASERA2速。この際クランクがPROWHEEL製とかどうでもよくなっちゃうくらい、走り特化のクロスバイクです。

これ友達が買った時めっちゃ羨ましかった…

乗ってみても漕ぎ出しの良さはすごいです。ホイールもタイヤも交換してないでこんなに走っちゃうの…ってたまげました。

Sサイズで10.7kg。フルカーボンフォークは偉大である。

これ買って後悔する人は、30万オーバーの油圧ディスクロードバイクを買ってください。あなたの欲望はそれくらい出さないと満たされません。

 

GIANT GRAVIER DISC

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https://www.giant.co.jp/giant21/bike_datail.php?p_id=00000050

定価62000円

GIANTが贈る遊び心全開マシン。これは速く乗るクロスバイクではないです。遊ぶためのクロスバイクです。

27.5インチ45mmタイヤは、日常に潜む縁石、河原沿いの砂利道をパンク知らずでガンガン進む。でも舗装路ではクロスバイクさを味合わせてくれる。これは僕がサブバイクで欲しいジャンルですね。

しかもフレームのGIANTロゴは浮かび上がってる!どこまでも遊び心。

シマノ製油圧ディスクブレーキも嬉しい!リヤディレーラーはALTUS8s、フロントはコロナの影響かMICROSHIFT3速です。

こんなにゴツいタイヤを履いているのにアルミ製フォークも採用してSサイズで11.6kg。なんでこんなに軽くできちゃうんですか。

 

これでGIANT油圧ディスクブレーキクロスバイクは以上です。

GIANTはそれぞれのクロスバイクに魅力がたっぷりです。みんなおすすめになってしまう…

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やればできるヘッドパーツの交換

f:id:Hyper_Verza540:20210310005345p:plain ヘッドパーツは圧入されています。

回しても取れません。

この時点で難易度高いなぁ…って思う人もいると思います。

更に襲い来る専用工具たち。

ヘッドセットカップリムーバーとヘッドセットプレスです。これそろえるだけで4000円オーバー。

専用工具たちによってさらにハードルは上がります。

自分じゃできないなぁってなる人も多いと思います。

でも安心してください。

素人でもできます。

しかも専用工具も買わなくていいです。治具を作るための1000円もいかない出費で交換できます。

では僕が実際に行った交換方法を話していきます。

目次

 

1.クラウンレースまで外そう

まずヘッド交換のためにはフォークを外さないといけません。

ステムキャップを外して、ステムを外すのは皆さんわかると思います。

そこからトップカバーをコラムから抜くとこうなっています。

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万力の部分がフレームと思ってください。

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ヘッドセットの上の部分は左から順に構成されています。

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灰色のプラのパーツは下のヘッドを固定しているのでマイナスドライバーなどで取ります。

取れてから注意なのは、上玉押しの下にあるベアリングレースはすぐ曲がります。取り出すときは慎重に取ってください。曲がると再利用不可です。

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僕は一個曲げました…

そこから今度はフレームからフォークを抜くとこうなっています。

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このベアリングレースも同様に取り外すときは気を付けてください。

 

2.上ワン下ワン外し

最初の難関上ワン下ワン外しが来ます。

ここで普通はヘッドカップリムーバーが登場します。

もちろんこれを買える人は買ってこれを使ったほうがいいです。

でも僕はこれを使いました。

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一家に一本鉄パイプです。

これをフレームにハマっているワンのふちに引っかけて鉄パイプをハンマーで叩きます。

まあまあ強めで叩いて大丈夫です。

こうしてフレームから上ワン下ワンが外れます。

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ここから今度は新しいヘッドセットの導入に入ります。

 

3.ヘッドセット圧入

ここが最難関のヘッドセット圧入に入ります。

僕はこの治具を作りました。

 

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M10 250mmの長ねじと、外径50mmの大きめのワッシャー2枚、外径30mmの小さめのワッシャーを5~6枚です。

これでヘッドセットプレスの代わりを担います。

ただ、作業をして思ったのはワンのベアリングが入る部分に合わせたワッシャーにすることです。

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これは小さすぎです。

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これは大きすぎです。

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1 1/8サイズだと外径33~40mm(できれば40mm)のワッシャーを用意するとうまくいきます。

1 1/2(1.5)サイズだと外径50mmのワッシャーがすっぽり入りました。

何故すっぽり入るワッシャーがおすすめかというと、ワンの圧入時に斜めに入っていくリスクが減るからです。

斜めに入るとうまくいかないです。もう一回引っこ抜いてやり直し。

なのですっぽり入るワッシャーを用意しましょう。

治具を用意したら、あとはワンを片方ずつフレームにはめて治具のナットを締めていくだけです。

万が一これでも斜めに入っていくなら、奥の手ハンマー叩きもあります。推奨はできない…

やり方は超簡単。入れたいヘッドのワンに適当な厚めの木の板を置いて、ハンマーで殴っていくだけです。

実は上ワンは、ワッシャーの外径をミスり、すっぽりはめる戦法ができなくて、治具でいれても斜めに入っていってしまったため、ハンマーで入れてます。意外と入っちゃいます…

ワンが入ればあとはベアリングを入れて、フォークを戻して終わり。

結構簡単な作業なんです。

皆さん迷ってるけどどうしよう…って人は是非やってみてください!

 

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