1万5千円のGIANT ESCAPE R3をオーバーホールしよう~SORAコンポ9s化編~
はい、今回はちょい大掛かり作業のSORAコンポ一式交換です。
今回組んでるクロスバイクのオーナー、このクロスバイクの車体費も改造費も僕が代理で出してるので、カスタムを施すことで僕への負債もパワーアップします。やったぜ。
ということで今回用意しなくちゃいけないコンポパーツはスプロケット、フラットバー用シフター、ブレーキレバー(今ついてる8速用シフターがブレーキレバー一体型のため)、フロント&リヤディレーラーです。
今回このパーツ達をフリマサイトやアリエクを利用して1万3000円で揃えました。
我ながら頑張った…
ということでパーツ紹介です。
取り付けるパーツ紹介
今回取り付けるコンポパーツ達です。
まずはスプロケット
9sの11-28Tスプロケットです。
これ中古なのに超綺麗。
なんと言っても走行距離100kmらしい…
次にリヤディレーラー。
これもまた超綺麗。
自分は今まで新品でディレーラー買ったことないんですけど、中古ディレーラーで歴代1位の綺麗さです。
こちらも使用距離100km程。
中古ディレーラー買うと必ずと言っていいほどディレーラーの取り付け穴付近のディレーラーボディに倒したキズがついていたり、プーリーゲージでチェーンが暴れた時につくキズが付いてたりしますが、そのキズが本当に少ないです。
なんなら倒した経歴すら無さそう。
ちなみにスプロケットのローギヤが28Tなのに、ディレーラーはローギヤ32T以上で使われるGSプーリーゲージです。
互換性的には微妙ですが、使えないことはないです。
なんか嘘か誠か GSゲージの方が変速性能がいいみたいなウワサもありますが…
まぁあんまり信じてないです。
ちなみにお値段スプロケット込で4000円。
状態が良すぎるのでいい買い物でした。
次にリヤシフター
SORAのフラットバー用シフター初めて触りました。
今自分が使ってる11速用のフラットバー用シフターSL-RS700はシフトアップのレバーの押す感触が「バチンっ」って感じで固めです。
それに対してこのSORAのシフトアップレバーは「ヌチャッ」って感じで滑らか。
ここは好み別れそうな感触だなぁと思いました。
あとSL-RS700にもついてる、シフトアップレバーを親指で押す方向でも、人差し指で引く方向でも動作ができる2ウェイリリースという機能も搭載です。
SORAって一般的にはエントリー向けのグレードなのに、上級パーツでも採用されている機能を積んでるのは非常にグッドポイントですね。
実際親指シフトはロングランで楽さを実感できると思います。
自分も好んで使ってる機能。
このシフターはフリマで3500円で購入。
まぁフラットバーシフターは人気だからこれくらいはかかりますね…
ちなみに同じ値段で新品Alivioシフターとか、deoreシフターとかも買えます。
なんか9速はMTBとシフターの引きしろに互換性があるみたいな話があるのですが、今回人のクロスバイクをいじるので、求められる動作がシビアなリヤのシフター関係は妥協しない方向でいきました。
フロントシフター
これもSORAシフター。
こいつもご立派でインナーアウターそれぞれにトリム機能が搭載されてます。
フロントのシフトフィールも少し滑らかな感じ。
フロントディレーラー
こいつが今回心配材料のフロントディレーラー。
シマノの公式ではR3000系のsoraと前モデルの3500系soraでフロントディレーラー、フロントシフターの互換性が認められてないです。
R3000の引き代をもつフロントシフターと3500用のフロントディレーラー、この組み合わせでどこまでスムーズに変速できるようにするかが鍵になりそうです。
買える人はこっちの現行モデルを素直に買おうね。
ちなみに
ブレーキレバーも新調します。
今ついてるブレーキレバーはシフター一体型なのでブレーキも交換しないといけない。
ってことでアリエクで600円で買ってきました。
全部ちゃんとアルミ製なのに600円は恐ろしいよね。
色はオーナーがかわいいからとのことで白をチョイス。
取り付けるよ
さて作業です。
シフトレバーとブレーキレバーを取っ払います。
FDも取ります。
この時FDが付いてた部分とか、クランク周りが汚れていたので掃除しておきました。
あとボトムブラケットもゴリってないか指でぐりぐり触りましたが、とくに異常は無さそうでした。
BBR60ボトムブラケット安いのに超優秀。
リヤディレーラーを取って、ホイールのスプロケも取っ払います。
外すパーツは全部外したので、ハンドルにシフターとブレーキレバーを仮付け。
大体の取り付け位置と角度を出しときます。
こんな位置かなーって決まったらブレーキワイヤーを軽く付けちゃいます。
更にFDを仮付け。
買った時についていたFDの後付けバンドが変な角度がついていて、うまく取り付けられませんでした。
ってことで僕のクロスバイクでライトスタンド(!?)になってたFDバンドに交換。
ここでどきどきシフトワイヤーの取り付け。
頼むR3000シフターで3500FD動いてくれ…
次にスプロケの交換。
ここはカセットスプロケットの交換なので特に変わったことは無いです。
ホイールはフレームにまた戻しときましょう。
そこからリヤディレーラーを取り付けます。
ちなみにもうこのタイミングでディレーラーのアジストボルトを調整します。
なのでディレーラーがトップに入ってる状態で緩みが無い程度にシフトワイヤーを固定してしまいます。
ロー側、トップ側の調整が終わりました。
チェーンがかかってない状態だとプーリーの位置とスプロケの歯の位置をより精密に合わせることが出来ます。
この方が体感的にディレーラーがちゃんと動いてくれる気がする。
これでチェーンをかける準備が終わりました。
試しにチェーンをかけてリヤメカを動かすと…
最初なのに結構綺麗にギヤが繋がる!
リヤディレーラーは大丈夫そうです。
そしてここでついにFDがしっかり動作するか試せます!
果たしてR3000世代のシフターと3500世代のFDは動くのか…!
アウターに持ち上がった!!
インナーにも綺麗に落ちる!
良かった普通に動かせた…!
おそらく今回一番心配だった難所を乗り越えられました。嬉しい。
ただあくまでここはシマノの推奨からは外れた改造なので自己責任で…
あとは色んな微調整をしてシェイクダウン行ってきます。
シェイクダウン
ということでシェイクダウン行ってきました。
よく走るし、よく曲がって、よく止まる。
これが車体込み総額で25000円…自分が欲しい。
この条件で手に入る友人が羨ましいです。
最後に色々見て終わりましょう。
まずはハンドル周り
白フレームに白ブレーキレバーがいい感じ。
ERGONグリップも多少ヤレはあれど本来の機能性は保っています。
クランク周り
なかなか取れなかった汚れはありますが、だいぶ綺麗にしました。
チェーンも軽量モデル感が伝わるプレート肉抜きが見える…羨ましい。
このバイクスタンドは僕のお古です。
高校生時代の青春スタンドをプレゼントしました。
大切にしろよ地味に高いやつなんだから。
友人への引き渡しも終わり、現在は通勤快速号として利用されていると思います。
以上で1万5千円エスケープオーバーホール計画が終了です。
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