冴えないクロスバイクの育てかた

クロスバイクブログ

油圧ディスククロスにカーボンホイールで8kg台【前編】

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まーた更新期間がぐっだぐだになりました。

一応レイダックのレストアもまあまあ進んでいます。

中華サイトでおなじみアリエクでチェーンリング買ったら、訳わからんスマホケースが届いたのはまた別の話。

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それはさておき、今回は自分のクロスバイク改造史にひとつの終止符を打つ大事なパーツの導入です。

かねてから自分にはクロスバイクをいじるにあたって、ひとつの目標がありました。

「アルミフレームの油圧ディスククロスバイクを8kg台を達成したい」

これは超難関です。

なんせロードバイクでもカーボンフレームの紐引き油圧ディスク車は8kg台にとどまります。

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例えばGIANT TCR ADVANCED 1 DISC KOM 2022はSサイズ(445mm)で8.1kg。

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他だとÉmonda SL 6 Disc Pro 2022が56サイズで8.03kg、LOOK 785 ヒュエズ DISC ULTEGRAがMサイズ(530mm)で8.2kg。

これらに共通する点はカーボンフレーム、R8000系紐引きアルテグラ、そしてみーんな40万、50万オーバーのバケモン。サイズはバラバラ。

しかも載ってる重量はペダルの重量なし。

ただほかにも共通点があるのは、この価格帯でも履いてるホイールは鉄下駄です。

大体前後で1800g台とかならマシなほう。

 

さあ、話題は戻り僕のクロスバイク

アルミフレーム、1715gのレーシング5...

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これでは勝てない。

ならば特効薬、フレーム刷新…は本末転倒。

ってことでこっちを変えます。

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レーシング5。

 

 

カーボンホイールどーん

今回勝ったホイールはこちらです。

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CANNODARE CZERO CARBON ROAD

遂にホイールまでカーボンにしちゃいました。

魔の兵器カーボンリムは驚異の320g

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リムハイトもこの軽さを実現するにあたり20mmです。

空力?エアロ?そんなん知らん。

軽さは正義なんだよといわんばかりのリムです。

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スポークはさすがに空力ガン無視は…と気を使ったのか、お気持ち程度のきし麺スポーク。

Jベンドスポークではなく、ストレートスポーク採用なのが非常に好印象。

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ハブはどこぞやのメーカーです。(後々ここがめっちゃ重要なポイントになります)

 

購入理由

ちなみにこのホイール、ディスクブレーキ最初期にCANNONDAREのトップグレードディスクロードについていた完成車ホイールです。

例を挙げるとCANNONDALE SYNAPSE HI-MOD ULTEGRA DISC 2017。

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引用 http://ysroad.co.jp/iruma/2017/09/08/32469

2017モデルなんてディスクロード黎明期です。規格がごっちゃごちゃの時代。

そのおかげで、ディスクロードでは絶滅したフロント100mmリヤ135mmクイックリリースの規格です。

これがうちのクロスバイクの一番ネックなリヤ135mmクイックリリースにぴったり。

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これが購入に至った一番の理由ですね。

 

どんだけ軽いのさ

さあ重量測定です。

ちなみにメーカー公称値1396g

果たして実測値は…

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っ…リヤの写真なくなった…

実測値

フロント635gリヤ783g

前後で1418g!!

リムテープ込でこの重量。立派です。

 

立ちはだかる壁

さっきも言いました絶滅済のクイックリリース規格のディスクブレーキ用ホイール。

うちのクロスバイクにとってリヤでは非常に好都合な規格。

ではフロントは?

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はい、スルーアクスル~

誰がこんなややこしいチャリ組んだんだ。

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はい、自分~

ちょうど1年前くらい。

つまりこれ悲しいことにフロントは使えないんですよ。

ってことでしばらくはフロントにRacing5、リヤにCANNONDAREと異質な組み合わせにせざるを得ませんでした。

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ただフロントが使えない前提で買ったのか。

NOです。

 

フロントが使える可能性の根拠

こういう完成車ホイールってグレードが上がってカーボンリムとか使っても、ハブはどっかのOEM製のことが多いです。

ではこのホイールはどこのハブを使っているのか。

実は、ハブのOEMメーカーは最初から心当たりがありました。

Formulaというメーカーです。

BianchiとかTREKの低価格帯完成車ホイールのハブとかでよく見ます。

ってことでFormulaのホームページに見に行ってみると。

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こんな感じでハブが出てきます。

ここで注目点その1

リヤフリーの印字

CANNONDAREのホイールのリヤフリーにこんな印字があります。

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この印字でググると。

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Formulaのフリーが出てきます。

これでFormula製と特定できます。

 

注目点その2

142~135のマーク

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Formulaのホームページのスクショの多分高級ラインが上の2つです。

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そのスクショを拡大すると135~142のマークがあります。

ちょくちょくディスクブレーキ車用ホイールはアダプターを使うとクイックリリース用、スルーアクスル用を切り替えられるハブがついてることがあります。

まさしく自分が今まで使ってたホイールも変換可能なハブがついてました。

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フルクラムのスルーアクスルアダプター。

 

ここで一発賭けます。

CANNONDALEのホイールもこの機構ついててくれ!

って買いました。

結果。

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YEAHHHHHHHHHHHH!!!!

届いた時ホント神と仏に祈ってハブにタオル噛ませてラジオペンチで引っ張り出しました。

これで自分にはフロントホイールを使うための手段が4つ生まれました。

①CANNONDAREのストアでクイックリリースのアダプターを買う

②Formulaのストアでクイックリリースのアダプターを買う

③他のFormulaハブ採用ホイールを部品取りにしてアダプターを得る

④寸法は分かっているから旋盤でアダプターを自作

この中で現実味があるのは③、④です。

なぜなら①は出てくるストアは本当に存在するか不明のヨーロッパ系かアメリカ系のストア。

②はそもそも見つからない。

というわけで次回、何を選んだのか。

続きます。

 

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