悩ましいクロスバイクカーボンフォーク化
カーボンフォーク。
それは多くのクロスバイカーが憧れる逸品。普通のクロスバイクの価格帯が5万円~に対し、カーボンフォーク搭載車の価格帯は8万円~。
クロスバイクを買うとなった時「8万はちょっと…」ってなりますよね。8万出してしまうとロードバイクも視野に入ってしまう…
そうして5~6万円台でクロスバイクを購入…
そこからクロスバイクにはまり、改造し始めた人がやりたくなる大改造の一つがカーボンフォーク換装だと思います。
普通のアルミフォークは軽くても800gくらいです。さらにクロモリフォークとなると平気で1000gオーバー…
これを軽くしたくなる気持ちはわかります。
そこで今回はVブレーキ車、最近一気に車種が増えたディスクブレーキ車のカーボンフォーク換装について、更にテーパードフォークをクロスバイクに取り付けることについて話していけたらと思います。
カーボンフォーク取り付けの記事についてはこちらをどうぞ。
saenaicrossbike.hatenablog.com
saenaicrossbike.hatenablog.com
目次
Vブレーキのカーボンフォーク化
Vブレーキのカーボンフォーク化の難易度は割と低いです。
カーボンフォークの選択肢は、キャリパーブレーキ用カーボンフォークの次に多いです。
現在流通しているVブレーキ用カーボンフォークを挙げていくと以下のものでしょうか。ひとまず9割以上のクロスバイクは1 1/8 のオーバーサイズと言われるヘッド規格が採用されているので、オーバーサイズのみ紹介します。
TNI UD シクロ 27"
TNIはアメリカのカルフォルニア州に拠点を置く有名メーカーです。少しカーボンフォークとしては重い695gですが、コラム長が300㎜で、さらにアルミコラムなので、取り付け時にコラムカットすれば、もっと軽くなります。
税別15000円
中古などで探せばもっと安く手に入ります。
TRIGON XC05
https://www.trigoncycles.com/show-58425.html
TRIGONは台湾に拠点を置く、1980年代からカーボン事業を始めた老舗メーカーです。世間で言われる中華カーボンとは違い、品質管理もしっかりした、身の回りのショップにも置いてあるメーカーです。XC05は520gで、コラムもカーボンで形成されたフルカーボンフォークです。このフォークは中古を探したほうが手に入りやすいです。中古だと1万切って買えたりします。
TRIGON XC06
https://www.trigoncycles.com/show-58426.html
こちらもTRIGONのフルカーボンフォークです。これはディスクブレーキ台座もつくタイプです。さらにフォーク自体も少し太くなっているためか、XC05に比べて少し重い598gとなっています。これも中古のほうが手に入りやすいです。一度某フリマサイトで3500円で出品されたこともあります。
OnebyESU OBS-CBC クロスベンドカンティカーボン
https://tsss.co.jp/web/?p=2119
ワンバイエス(東京サンエス)は東京に拠点を置くメーカーです。品質も評判のいいメーカーです。このフォークはアルミコラム300㎜で624gです。コラムカットすればもっと軽くなります。税別25000円です。
OnebyESU OBS C11 クロスモノコック
こちらもワンバイエスのカーボンフォークですが、コラムもカーボンのフルカーボンフォークです。そのため414gと非常に軽いです。税別36000円です。
ディスクブレーキ車のカーボンフォーク化
ディスクブレーキ車のカーボンフォークはちょっとややこしいです。
僕もディスクブレーキ車をカーボンフォーク化させましたが、BMCのグラベルロードのテーパードフォークを換装しています。某オークションサイトで13000円で落としました。テーパードフォーク化については、次の投稿で触れます。そしてホイールの固定方法もクイックリリースからスルーアクスルに変えてます。かなりややこしいことをしています。
ディスクブレーキ用アダプターについて
ディスクブレーキ車はディスクブレーキの規格によっても選ぶフォークが変わります。ただ、アダプターを使って適合させる方法もあるので、シマノの公式が出すPDFファイルをおいておきます。
https://saenaicrossbike.files.wordpress.com/2021/03/ev-sm-ma-5155a.pdf
インターナショナル用フレームからポストマウント、フラットマウント用フレームからポストマウントがアダプターで適用できます。
逆はできません。
では、カーボンフォークを紹介していきます。今回もほぼすべてのディスクブレーキ搭載クロスバイクで採用されている1 1/8 のオーバーサイズのみ掲載します。
TNI UDシクロ(ディスク用)27”
https://www.trisports.jp/products/6506/
TNIのディスクブレーキ用カーボンフォークです。インターナショナルマウントなので、ポストマウントへアダプターで変更できます。アルミコラム300mmでディスクブレーキ用なだけあって700gです。税別17000円です。
TRIGON XC06A
https://www.trigoncycles.com/show-58426.html
Vブレーキ用で紹介したXC06のVブレーキ台座がないバージョンのフォークです。インターナショナルマウントなので、ポストマウントへアダプターで変更できます。重量は598gです。
OnebyEsu OBS-CBD クロスベンドディスクカーボンフォーク
https://tsss.co.jp/web/?p=2196
ワンバイエスのカーボンフォークです。コラムもカーボンのフルカーボンフォークです。重量は470gと非常に軽量です。税別36000円です。ポストマウントですが、対応ローターが140mmなのが注意点です。
オークションや中古サイトでディスクブレーキ用のカーボンフォークを買う場合、多くはロードバイクからか、グラベルロードのカーボンフォークを買うことになると思います。しかしロードバイク、グラベルロードのカーボンフォークの多くはテーパードフォークです。ポン付けは基本出来ません。
そこで次回はオーバーサイズのフレームにテーパードフォークを取り付ける方法を紹介したいと思います。
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